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月刊未来経営

変化し続ける…そのためには

変化し続けることが勝ち残る秘訣であることは世の常識であると思います。

では、どのように変化すれば良いのか。
至極まっとうな答えとして、売れている店や流行っている同業者を参考に、良いところを取り入れ、自社の変化のための方向性を探すという手があると思います。
しかしセブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長の答えは違っていました。

・・・僕は他のお店を見て歩いたりしません。今は人気商品もパッと消える。昔は売れている店を参考にしてもよかったけど今は見ても仕方がない。それだけ変化が激しい。
・・・最近ビックデータの活用が指摘されるけど、大きな変化に対応するのは難しいんじゃないか。大切なのは仮説と検証だ。データは単なる結果でしょ。仮説を検討するための道具でしかない。新商品の試食はしょっちゅうする。この前はラーメンだったけど正直おいしくなかった。担当はこの味は去年よく売れたという。ちょっと待て、去年と今年は違うよと。
・・・常に革新し続けないと成長できない。川崎市には商品構成や店作りを自由にやらせる実験店を作った。すると日販40万円と成績が悪かった店が80万円を超えた。新しいことをやるときに経験者なんていない。潜在能力を引き出せばいい。

(日本経済新聞 2014.7.9 1面の記事より抜粋)

才能も実績もある鈴木会長だからこそ言えることと思いますし、そもそも話が大きすぎてと思われるかもしれません。でも私たちスモールビジネスの世界でさえ、人のまねをしても、世の中の変化が激しすぎて、模倣ができたころにはそのやり方では通用しない、少なくとも長持ちがしないことはしばしばです。
失敗は怖いですが、経営者である以上、勇気をもって自分の頭で考えて仮説を立て、市場に問うことが仕事です。データは大事ですが、自分の五感でそのデータの奥にある本当の変化を感じとり、自分の頭で考えたものだけが真の勝者になれると思います。

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