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月刊未来経営

消費税率の引き上げ 対応策1【価格転嫁】

いまさらですが、来年の4月1日より消費税率が5%から8%に引き上げられます。
当然のことですが、生活している一個人としては、ほぼすべてのものが4月1日より3%の値上げとなります。
その影響は年収700万円の家庭で約9万円強と試算されており、リサーチ会社によるとその対策としては「節約する」、特に「食費・飲食費」「外食・飲み会費」を削るとの答えが多く、増税前に買い物するというささやかな防衛を図るという人も数多くいました。

【2013年10月30日 日本経済新聞より】

ご商売の相手が最終消費者である場合、「買い控えをする消費者に対しいかに消費税率の引き上げ分を価格に転嫁するか」がポイントということになります。
特に食品産業・外食産業はその影響を受けやすいですから、4月からの価格をどうするかは悩みの種だと思います。
いままで【1kg 1,050円】の値段だったものを【900g 972円】で売るという工夫をされている方もいます。
ジュースの自販機では、110円と120円を混在させることにより全体を3%UPさせる作戦のようです。どの缶を120円にするかは知恵の絞りどころでしょう。
あるお客様は630円のランチを666円にしてコーヒーを付けるとか、値段は同じでメニューの入れ替えをし、少しだけボリュームを落とすなどの工夫を考えておられました。

セブンイレブンの鈴木会長はこの問題に対し「変化はチャンスであり、消費税が上がることも見方によってはチャンスである。」とおっしゃって自信を示していました。確かに工夫次第では競合のお客様がこちらに流れてくる可能性もあります。ここは前向きに考えて、大いに工夫をしてみてください。

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