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月刊未来経営

事業再建の近道とは

「金を残すは下、事業を残すは中、人を残すは上。
されど、金なくして事業成り難く、事業なくして人育ち難し。」

この格言は、後藤新平が常々口にしていたものだそうですが、意味するところは、言うまでもなく人材育成の大切さです。経営だ、戦略だ、マーケティングだ、と言ったところで、最後は「人」であり、会社を良くするも、最後に潰してしまうも、結局はそこで働く「人」次第。会社という組織は「人」によってどのようにでも変化してしまうのです。

つまり人材育成こそは、経営における最大かつ最重要のテーマなのです。
しかしながら人材育成など半年、1年で結論などでません。幹部職員ともなれば3年、5年。次の経営者となれば5年、10年、20年かけて育てる覚悟が必要です。
人材育成には時間がかかるからこそ、上手くいっていない経営を考えるとき、ついつい近視眼的に、目の前のお金や仕事(事業)ばかり見え、とかく社員を今便利に使うことだけに腐心しがちとなります。相当に考えている経営者でさえ、新しい戦略やビジネスモデル探しには熱心でも、人材育成は後回し、となりがちです。

こうした経営者のことを社員の方が良く見ていて、不信感を抱き、モチベーションが落ち、結局、事業再建が思うようにいかないのです。迂遠なように見えて、人を育てることは事業再建の近道なのです。
事業承継の場合も同様で、立場上、数多くの事例を目の当たりにしていますが、成功例と失敗例の境目は、まさに「人材育成」ができていたかどうかにかかっていると言って間違えありません。

後段の「されど、金なくして事業成り難く、事業なくして人育ち難し。」の部分は、だから金も、事業も残すように近くの目線と、遠くの目線とのバランスが重要という意味にも取れますが、だから「金や事業が潤沢なうちに人を育てなさい。」という意味にも受け取れますね。

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