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月刊未来経営

「さざ波」と「海流」

当たり前の話ですが、世の中には「ブーム」があります。
そしてそのブームには、一過性のものとして瞬く間に終わってしまうものと、一種のスタイルとして定着するものがあります。

たとえば一過性のブームとしては、バナナダイエットとか、ルーズソックスとかがありますし、スタイルとして定着したものにはクールビズとか、サプリメントなどがあります。

この両者の違いを見極める上で提唱したいのが、起きている動きを「さざ波」と「海流」とに分けて考えるという視点です。
もうお分かりと思いますが、「さざ波」とは海の表面の波のことで、ここでは「瞬間的な状況変化で起きる短期的な事象」、「海流」とは地球のメカニズムによって発生するより大きな流れで、ここでは「本質的な要因によって引き起こされる中長期的な事象」を指しています。いま流行のエコ、生キャラメル、マラソンなどはどちらにあたるでしょうか。

世の中が不景気になると、いろいろ社会的な変化が激しく起こります。
その変化の兆しを「さざ波なのか海流なのか」という視点をもって見ていただきたいのです。その変化が本質的なのか、あくまで表面的なのか見極めが重要です。
自社の絡んでいる業界、商売のネタがらみの変化の兆しについて、この視点でしっかり見極めてください。
さざ波に投資するのは最悪です。静観するに限ります。
逆に海流に気づかず、あるいは海流をさざ波と軽く見てしまうことにも気をつけなければなりません。本質的な変化である海流に乗りそこなうことで、自分のやっていることが時代から大きくずれてしまう危険性があります。

あせりは禁物。目を肥やし、しっかり情報を入手し見極めてください。

(参考文献:「お通し」はなぜ必ず出るのか 子安大輔著 新潮社)
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