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月刊未来経営

社長のための経理知識11 「標準」を設定する

購入時間と消費時間
従業員は会社に「時間」を売ります。会社は従業員から「時間」を購入して生産や営業や管理などの仕事に使います。つまり時間にも「購入時間」と「消費時間」があるのです。この「購入時間」と「消費時間」は一致すべきなのですが、常に消費時間のほうが小さくなります。相手の都合や前後の作業の関係上、手待ち時間などがどうしても生じてしまうからです。
何もしなくても会社は時間に対してお金を払いますから、この時間は全く無駄です。時間は材料などと違って貯めておくことができません。そこで購入した時間をいかに作業時間に振り向けるかが管理の第一歩になります。

標準の設定
何もしない時間が無駄であることは当たり前ですが、働いている「消費時間」が効率的であったかを計ることが、次の管理の課題となります。そのためには何かモノサシが必要となります。そのモノサシが「標準作業時間」です。
これを作るのに平均的な社員が作業をおこなった場合、何分でできるのか(=標準作業時間)をつかんでおけば、それを超える時間は、付加価値を生まない不能率な時間と定義してよいでしょう。
ある従業員が「標準」を超える時間で作業をしている場合、会社側としては、努力を義務付け、具体的にどこまで短縮すべきかを指示することができます。従業員の側からも目安にも、励みにもなる便利なものです。

「標準」はとりあえず決めて、様子を見ながら変化させていけば良いのです。また時間に限らず「標準」を設定すると上の指示が具体的に伝わりやすく、解決につながることは意外と多いので、試してみてください。

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