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月刊院長先生

医療機関に対する税務調査の強化(その5)

販売費及び一般管理費について税務調査で検討されるのは、その支出が「業務上必要なものであるか」「実際に要した金額であるか」といった、ごく当たり前の視点になります。 
取引内容の記帳や請求書・領収書等の原始記録を保存していくことで、調査官から無用な詮索を受けることないよう日頃から心掛けていきたいものです。 

〇旅費交通費について

調査で問題となりやすいポイント

①観光目的や私用(又は家族)の旅行を出張扱いにしていませんか。
研修会・学会の具体的内容や出張・視察の日程表などで業務に関連していることを証明
できる書類などを保管しておいてください。

②出張仮払の精算は適切に行われていますか。
出張旅費や日当を仮払して後日精算するような場合では、交際費や経費とならない個人的な支出が含まれることがありますので、精算時に注意が必要です。

③実際には行っていない出張(カラ出張)を経費としていませんか。
診療日と出張日が重なっていないかなど、出張日時の整合性の確認が行われます。

〇修繕費について

修繕費は、「資本的支出」と「修繕費」の区分が難しく、強引に修繕費として一括経費処理したものが調査によって資本的支出として否認されるケースが多く見られます。

調査で問題となりやすいポイント

「資本的支出」は修理・改良のうち、価値を高める・耐久性を増すこととなるもの、「修繕費」は修理・改良のうち、維持管理・原状回復のためのものと区分されています。
納税額を圧縮するために修繕費処理したくなる気持ちは理解できますが、見積書・請求書の内容や実際の効果・効能を基に、冷静に判断する必要があります。

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