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月刊院長先生

過密状態下の医院経営

長野県内での医科診療所新規開業件数が著しく低迷しています。ここ10年のピークだった2006年は47件だったのに対し、昨年2012年は15件に落ち込み、2013年上半期(1-6月)では僅か5件です(医療タイムス調べ)。
開業希望の人気の高い地域では多くの診療科で過密度が高まっているため、開業予定地の選定が難しくなっていることが原因の一つと考えられます。実際、周囲の心配をよそに過密地帯で新規開業する例も見受けられるようになってきました。いつ自院のテリトリーが過密地域になるか分からない状況です。

過密度が高くなれば、競争が激しくなります。既に競争が激化している都市部のクリニックなどでは、増患対策に力を入れています。顧客獲得競争に勝たなければ、生き残れないからです。例えば、
①インフルエンザ予防接種の価格を下げて、その情報を院長夫人がママ友を通して近隣の幼稚園に売り込む―
②中の様子を見えづらくしたエントランスが入りづらい雰囲気を出しているため、ホームページで院内を360度パノラマで見られるようにする―
など、まずは自院へ足を踏み入れてもらう仕掛けを次々と繰り出しています。

状況から鑑みて、長野県内のクリニックでもこうしたPR戦略を打ち立てなければ生き残れないという時代が近づいているものと考えるべきでしょう。

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