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月刊院長先生

平成24年度 介護保険法改正の行方

今回は、平成23年6月国会にて成立した「改正介護保険法」についてご紹介いたします。
従来別々に捉えられていた「医療」と「介護」ですが、医療ニーズの高まりにより、両者を一体のサービスとして連携させ、さらに地域独自のサービスを作り出すことにより、高齢者が住み慣れた地域で生活を続けられる取組がはかられます。

介護事業者の方々においては、このようなニーズが高まる中で、地域ごとに訪問介護と訪問看護を連携させた「24時間対応の定期巡回・随時対応サービス※」及び、小規模多機能型居宅介護と訪問看護など複数のサービスを組み合わせた「複合型のサービス」が創設されますので、事業所ごと看護師を抱え込むこと、又は、外部連携を図ることなどにより、新たな事業展開を検討してみてはいかがでしょうか。

ただし、上記の地域密着型の事業は「公募制の導入」や、居宅サービス指定にあたり「都道府県及び市町村との協議」を踏まえる必要も出てきますので、平成24年4月の施行に向けて、今後の具体的な制度内容を注視していく必要があります。

※「定期巡回型訪問」
  短時間(1回あたりのサービスが概ね20分未満)の定期巡回により、利用者に対して日常生活上の世話を1日数回程度提供することを可能にする。

※「随時対応サービス」
  24時間対応可能な窓口を設置し、オペレーターを常駐させることで利用者からの通報等に随時対応し、在宅生活の安心感を提供する。

詳細については、厚生労働省のホームページを随時ご参照ください。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001ft9d.html 

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