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忙しく働くサラリーマンへ朗報

長時間労働は身体や精神に不調を来し、深刻な病気を招く恐れがあるとされています。しかし、忙しいことと長時間労働を同じこととして捉えるのは間違っています。

忙しい方が幸せ!?

一般的には、仕事量を減らしてゆとりある生活の方が幸せと思われがちですが、最近の研究では、どうやらそうともいえないようです。シカゴ大学教授クリストファー・ハシーらの研究では、本人が望む以上に強制的に忙しくされたとしても、暇な方が苦痛で、忙しい方が幸福であるという実験結果が得られています。かのデール・カーネギーも世界的著書「道は開ける」で、悩みをなくす方法は “忙しくしていること”といっています。本の中で、イギリスの首相であったチャーチルの例を引き合いに出し、第二次世界大戦のさなか記者から「悩みはないのですか?」と質問されたチャーチルは「私は、忙しすぎる。悩んでいる暇がない」と答えたそうです。暇だとかえってくだらないことをあれこれ考えてしまい、むしろ不健康だというのです。

想像してみてください。もしあなたがお店の受付係で、お客さんも誰も来ないなかボーっと突っ立っているのと、お客さんが次から次へと訪れて忙しいのとでは、どちらが健全といえるでしょう。忙しければクタクタになってしまうかもしれませんが、時間はアッという間に過ぎて充実した1日となるのではないでしょうか。このような時間感覚がないほど忙しく夢中で仕事に没頭した経験を皆さんもお持ちだと思います。この状態をクレモント大学教授のチクセントミハイは「フロー」と名付けました。フローな状態のとき人は幸福を感じるのです。

長時間労働は良くないけれど…
長時間労働はあまり良いこととはいえません。しかし忙しいことは良いことなのです。長時間労働を抑制するために仕事量を単に減らすことは得策とはいえません。むしろ質を上げるよう、効率的に課題がこなせるための工夫をしたり、集中できる環境を整備する方が得策といえます。時間的締め切りを自分で設けて仕事に取る組むのもいいでしょうし、集中できる朝早く出社してみるのもいいかもしれません。もし幸せでいたいのであれば、皆さんぜひ “忙しく”してください。

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