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総務の達人

スタッフの声を求職者に届ける

求人企業の増加から前にも増して採用が困難になっています。各社採用専門のHPを作ったり、工夫をされています。採用HPやフリーペーパーでも、そこで働く「スタッフの声」を載せているケースが多いですが、どう載せるのが正解でしょうか。

求人情報に在職しているスタッフの声を載せる目的の一つは、親近感を持ってもらうことです。では親近感とはどうやって作るのでしょう。それは共通点(類似性)を見出すことなのです。社会学者のロバート・チャルディーニによれば、人は似た者同士を好きになる傾向があると言っています。共感を得ることにより、仲間意識が芽生えるのです。例えば、ダイエット食品の電話販売オペレーターをお客と同じであろうぽっちゃりした女性に変えたところ売上が伸びたそうです。電話越しの販売オペレーターは顧客に対して好意をいだき、お客も販売オペレーターに親近感を覚えたのです(お互いの顔が見えないにもかかわらず!)。

よく名刺に趣味や出身地などの個人的(パーソナル)な情報を書いている方がいますが、これも相手と共通する話題を見つけ出そうとする意図があるのです。そこから話が盛り上がることはよくあります。

立ち返って求人に話を戻すと、スタッフの声は、単なる今の仕事のことについてだけではなく、共通点を見出せるようなパーソナルなことを書いた方がいいということになります。例えば、子育てをしながら働いているという事柄は、同じ子育て中の母親に共感されますし、男性に対しても悪いイメージを与えません。東京から自然が好きでIターンで働いているとうことであれば、その求職者が仮に埼玉出身でも、同じ県外者ということで共通の事柄となりますし、もしかすると、自然が好きかもしれません。そういったことから親近感が生まれ、そのスタッフや会社に対しての好意が増すのです。ただし、親近感を持たせようとするばかりに、あまり関係のない個人的なことやおちゃらけたことを書くと、逆に権威が下がりマイナス効果となりますので注意が必要です。

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