fbpx

トピックス

ビジネスレター

親方の経営手帳

会社の強みは何ですか?

建設業界は他業種よりも先行きが不透明で、耐え忍ぶ経営を強いられると言われています。特に経営者は身をもって「食うか、食われるか」を味わっているはずです。その中で建設各社の経営戦略といえば、大半が「シェアを上げて売上高を確保する」ということになります。

では具体的な方法はどうかと言えば、「自社の競争力を高めて競争相手に勝つ」ということが挙げられます。それは当然なことですが、もう少しハッキリ言うと「自社の強みをもって相手の弱点を突く」、「ある分野に戦力を集中して相手を圧倒する」などがその方法ではないでしょうか。

問題はその戦いの場をどこに求めるかです。これには見極めが必要となり、会社の強みを生かすことがポイントになります。施主のカテゴリー(業種、年齢、地域、規模などの属性)を絞り、商品のカテゴリー(価額、性能・機能、サービス、材質などの製品属性)を絞り業界全体では大手にはかなわなくても、ここならば勝てるという細分化された市場を探すのです。誰に何を提供するのかを明確にし、そのスペシャリストになることが重要なのです。

例えば建設業者A社は、一般住宅は普通だが、和風飲食店の改造に非常に強いとなると、和風飲食店が改造するたびにA社に話が飛び込み、大手の営業がきても、A社のノウハウが優れているため、A社が選択されるという勝ちパターンを作り上げるのです。

情報過多の現代だからこそ自社の強みがアピールできないと、同業他社と比較されたときに競り負けてしまいます。こんな時こそ会社の強みをあぶり出して、再認識してみてはいかがでしょうか。

最新記事一覧へ

アーカイブ