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採用面接で失敗しないための「秘訣」

求人難のなかで、なかなかじっくり面接をしてから採用することができないこともあるかもしれません。かといって慌てて採用したことで、後悔してしまった経験もあるのではないでしょうか。

人の意思決定をするプロセスは、まずは自分の「直感」ともいえる価値観(好きか嫌いか)に従って選択肢を絞り、併せて合理的な判断基準に照らし合わせながら決定を行っています。採用面接においても、まずは第一印象である程度目星をつけ、その後求職者の受け応えや態度等を手掛かりに、採用するかしないかを最終的に判断しているわけです。ところが最初の直感ともいえる第一印象に偏りすぎてしまい、あとの情報を歪めてしまうことがあります。このことを専門用語で「確証バイアス(偏り)」といいます。

例えば仮に最初の第一印象でその求職者をとても気に入ったとします。すると自分の直感に合うように、その後の求職者の言動や態度の良い点ばかりに注目し、逆に好ましくない情報は無視してしまうのです。結果はすでに決まっていて、それを正当化するために後付けのように都合のよい情報ばかりを集めてしまうのです。このバイアスにより正しい選考ができなくなり、面接のときには良いと思ったけれど、「いざ採用してみたら、そうでもなかった」ということが起こるわけです。

ではどのようにしてこのバイアスを避けたらいいのでしょう?一つには、面接を1回だけでなく2回以上行うことがお勧めできます。1回だけではどうしても最初の第一印象に偏ってしまうので、一度リセットし改めて面接した方がいいわけです。また面接者を変えて行うことも効果的です。別の第三者からの意見により、求職者を新たな視点から捉えることができます。

勘違いしていただきたくないのは、直感を信じることそれ自体が悪いということではありません。それがなくては人は意思決定そのものができません。ただ直感に頼りすぎると、間違った決定を犯してしまうことがあるということです。それを防ぐために、一度バイアスを取り除く工夫が必要なのです。

(文責:髙山 正)

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