いよいよ今年４月から次世代移動通信方式「５Ｇ」の商用化がスタートします。５Ｇにより通信速度は従来の１００倍になると言われています。NetflixやAmazon Prime Videoといった動画配信サービスが、レンタルビデオに取って代わろうとしているように、ビジネスにおいてさらなる変革が起きようとしています。そしてそれは「求人方法も変える」と、私は予想しています。

 

５Ｇ時代の求人方法はズバリ「動画」です。通信速度が速くなることにより動画コンテンツが増えていくことは、容易に想像がつきます。しかしそれだけが理由ではありません。動画は旧来のテキスト（文章）方式に比べ、作成するのが楽ということです。言い回しや構成を考えて文章を起こすより話す方が簡単ですし、いちいち言葉で説明するよりは見てもらった方が早いからです。また求職者も長々としたHPの求人情報を読むより、動画の方がストレスは少なく、見てもらえる確率も高まります。これらのコンテンツはテレビ番組のようにきれいに構成されている必要はなく、スマホで撮った映像を無料のアプリで編集した程度です。しかしそれで十分なのです。

もう一つの理由が、圧倒的な情報量です。動画は言葉の意味だけでなく、言い回しや表情、声のトーンなど文章の何百倍もの情報を求職者に伝えることができます。就職という大きな決断をするうえで情報は、意思決定における大きなアドバンテージとなります。

 

では、どんな情報を動画にすればいのでしょう。それは「働いている人たちのインタビュー動画」です。そもそも動画を見る求職者は、どんな会社か知りたいのです。そのとき、実際に働いている人の声は最も説得力があります。テレビショッピングでも、実際の利用者の声を紹介するのはそのためです。インタビューは１人１分もあれば十分でしょう。ある運送会社はその方法により、求人動画の視聴回数が３万２千回を超えました。求人募集の動画が３万２千回ですよ！
２月２０日に当事務所で「求人セミナー」を行います。そのなかで最新の求人方法についても紹介する予定です。是非時間をつくって、この機会に参加していただければと思います。

（文責　髙山　正）