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月刊未来経営

テレワークの経験

全国的に緊急事態宣言も解除となり、ちょっと一区切りですが、この4月、5月の環境変化は激しく、多くの人々の中で「断層」のような2カ月間だったのではないでしょうか。

3月までは、「働き方改革」が叫ばれても、ほとんどの人は右から左に受け流していたと思います。しかしコロナの影響で多くの企業でテレワークが導入され、在宅勤務でもそれなりにこなせる仕事があることがあることを誰もが気付いてしまいましたし、遠くまで行く会議や出張のほとんどがオンラインで問題ないことも気付いてしまいました。
弊社も5月前半は本気のテレワークを行いましたが、猛烈に良い経験になりました。4月中に、テレワークに必要な「コミュニケーションツール」、「オンライン会議システム」、自宅にいながら会社のPCを動かす「リモートデスクトップシステム」などを一気に導入・運用しました。これにより、およそ2年分のデジタル変革を2カ月で起こすことができたと思います。それに全員が脱落せずについてきたのは、逆にコロナのおかげで「全従業員が本気になったから」と思っています。
デジタル面もさることながら、そういう働き方、やり方もありという常識が全員に根付いたことも非常に大きいです。今後は子育てとか介護をしながらのテレワークもありでしょうし、都会でのセミナーは基本オンラインで受けるでしょうし、今どき紙でデータのやり取りはないという風に会社の空気が変わりました。

このように多くの人が本気になった「断層」の影響は大きく、次々に形を変えて、世間の新たな常識を作っていくように思います。別に物事の本質に変化があるわけではなく、ちょっとお作法が変わる程度の話ではありますが、戸惑う点も多いです。アラカンの私としては、本当は必死で、やせ我慢ではありますが、せいぜい面白がってついていきたいと考えています。

(文責:飯沼新吾)

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