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勉強してますか?仕事の成果と勉強の関係

下の図は、経済産業省がIT関連産業に対して行った実態調査結果(平成29年)です。横軸の「レベル」は仕事におけるスキルや役職といった社内の階級を表しており、右図からはレベルが高いエンジニアほどよく勉強(自己啓発)していることが読み取れます。また同調査では勉強時間と年収の関係も調査しており、その間にも正の相関がはっきりとみられます。至極当たり前の結論ではありますが、自己啓発の勉強と仕事の成果には密接な関係があるといえます。
一方、左図からはレベルが上がるに従い残業時間が増えているのがわかります。

右図と左図を重ねて考えると、レベルの高いエンジニアは、よく仕事もするし、勉強もする、特にレベル6,7のトップエンジニアはその傾向が強いです。この結果を見たとき、筆者は大手学習塾が行った調査で、部活動と勉強時間には負の相関関係はみられず、むしろ部活動を行っている子の方が勉強時間が長いという結果を思い出しました。つまり中高生の場合、自由な時間が増えれば、勉強時間が長くなるとは限らないということです。
では働き方改革で残業時間が削減されると、これらの数値はどう変化することが予想できるでしょうか。それについては次回お話したいと思います。

(文責 髙山 正)

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