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月刊未来経営

銀行からいくら借りられるのか

コロナの関係で厳しい状況に追い込まれている企業も、そうでない企業も、自社は銀行からいくら借りることができるのか知りたいところではと思います。

とは言え、銀行に「いくらまで借りられるのか教えてください」と聞くことはやめた方が良いです。お金の使い道も決めていないのに何のつもりかと心証を悪くするだけです。

ただこちらとしても自社の様々な計画を立てていく上で、金の算段は必要で、その目安は持っておきたいというのは当然です。そこで筆者の経験上の目安を書きます。(銀行出身ではないので「たぶん」ということでお読みいただきたいと思います。)

まず「基本」ですが、借入ができる目安は(利益+減価償却費)×10、つまり「償却前利益の10年分」と思っています。つまり10年間で借入をキレイに返せる能力があるかどうか、それが限度ということです。(念のためですがこの10年は実際の借入期間とは関係ないです。)

ここから現在の借入残を引けば、借入余力が算出されます。

ただし借入に若干の補正をします。まず実質的な借入算出のため「預金」を引きます。さらに「運転資金」を差し引きます。運転資金とは、売掛債権+在庫-買掛債権です。これをなぜ差し引くかといえば、利益や減価償却費を財源に返済するものではないからです。ご商売の大きさで変化し、極端な話、今すぐ商売をやめれば全額返済が可能になります。したがって銀行も別途の貸出枠で考えているはずです。

整理をしますと…借入余力=償却前利益の10年分-(現行借入-預金-運転資金) です。

筆者が実際に開業計画や事業再建計画を立てるお手伝いをするとき、あるいは大きな設備投資のご相談を受けるときはこれを意識します。

実際はもっと借りているという企業もあると思います。しかし銀行からの借入が償却前利益の10年分を超えているとすれば、業種業態にもよりますが過剰債務の可能性が高いです。できれば5年とか7年とかに抑えたいものです。そしてこれを解消する方法は「利益を上げること」であり、残念ながら裏技はありません。

(文責:飯沼新吾)

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