fbpx

トピックス

ビジネスレター

月刊院長先生

モバイルクリニック事業

本年5月8日に新型コロナウイルスが5類感染症に移行し、先生方のクリニックでも患者さんの動きに変化があったかと思います。新型コロナ感染症の増加に対応するためにオンライン診療に取組まれたクリニックもあるのではないでしょうか。
今回は伊那市が公共サービスとして行っている、オンライン診療を利用した「モバイルクリニック事業」を紹介いたします。

伊那市が行うモバイルクリニックは、行政と参画する医療機関の協働事業です。オンライン診療機能を持った専用車両を用いて、通院が困難な患者宅や施設、指定場所に赴き、医療サービスを提供します。市が提供する専用車両はAIを活用した配車システムで、参画医療機関が共同利用する形になります。この専用車両には医師は乗車せず、看護師が乗車し、オンライン診療のサポート、問診やバイタル測定を行います。診療自体は医療機関の医師が行います。さらに診療機器を用いて、医師の指導の下、一般のオンライン診療ではできないオンラインによる聴診や超音波検査が可能のため、質の高いオンライン診療が可能となっています。

地域医療の医師不足や交通弱者の増加といった課題へ対応することができ、今まで診療自体や決済方法等、課題の多かった高齢者へのオンライン診療への助けにもなります。
今回の場合、看護師等は共同雇用ではないのでスタッフの確保や、往診とオンライン診療の点数の違い、事業に参画している医療機関のみの利用に限られる、などのいくつか課題は残りますが、今までなかった効率的な診察の一つの形ではあります。
自院以外の看護師といったスタッフの確保が可能となれば、介護施設や医師が少ない地域などへの医療サービスの供給や効率化が図れるのではないでしょうか。

【文責:山口 愛敬/プロフィールはこちら

最新記事一覧へ

アーカイブ