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人材不足の波

ここ最近、「募集を出してるんだけど、なかなか新しい方からの応募がないんだよ。」といった話をよく耳にします。かといって周りの景気がそこまで良いわけではないこと、今月の「月刊未来経営」でも触れている通り出生者数が減少していることを考えると、やはり労働可能人口が減っていると言わざるをえません。また、総務省統計局のHPを見ても2022年には日本人の人口が1年間で75万人も減少しているとのデータが公表されています(75万人というと山梨県や福井県の人口に相当します)。そのため、採用戦略が重要なテーマの1つになっている企業も多いのではないでしょうか?

ここで、採用にあたっては次の3つを徹底することが良いとされています。

【他社と同じことをやらない】

【求職者が喜ぶことをする】

【自社の魅力を高め、磨く努力をする】

上記3つの項目に共通するのは、いかに求職者の気を引き付けるかという点です。他社と同じようなビジネスを行い、同じような採用方法を行っていたのでは、なかなか求職者の目に留まらなくなっていくでしょう。そのためにも、常に新しいことに挑戦し続ける姿勢や、求職者の喜ぶ採用方法といった工夫が必要です。求職者が喜ぶ具体例としては、手書きの履歴書撤廃や、職務経歴書や志望動機の簡略化といったことが考えられるかもしれません。いずれも募集する側の都合により求職者に求めていたものになります。求職者の負担が少しでも減れば、いったん応募してみようという気が起こりやすくなるかもしれません。また、労働人口が高齢化してきていることから、今後は介護休暇など柔軟な働き方を許容してゆくことも選ばれる職場という意味では大事になってくるかもしれません。

人が減っているとはいえまったく労働者がいなくなるわけではありません。時代の変化に対応してゆくことが生き残るための条件ではないでしょうか。

【文責:保苅征秀/プロフィールはこちら

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