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月刊院長先生

説明資料の活用

患者さんとのコミュニケーションは十分にとれていますか。
開業された当初は時間もあって一人一人の患者さんとじっくりとお話しすることができてコミュニケーションがとれていた先生も、患者数が増えてくると一人当たりの時間も限られてしまいます。そうかといって、治療内容の説明を省略することはできませんし、患者さんに納得してもらう必要もあります。

ある歯科医院ではデジタルカメラで口腔内を撮影して、その写真を使って患者さんに説明しています。レントゲン写真は見慣れない白黒の画像で、素人からすると正直分かりにくいものです。デジタルカメラで撮影したものは、もちろんカラー画像で初診時の画像と治療後の画像を見比べてもらうと治療効果が分かりやすく、患者さんも納得されるそうです。

別のある医院では動画を活用して説明をしています。特に自費診療については初診時にしっかりと時間を掛けて説明を行う必要があり、患者さんごとに説明すると、どうしても患者数に制約が出てしまう状況でした。そこで、院長の説明動画を作成して患者さんには必ず見てもらうようにしました。自宅などで来院前に動画を見てもらうと、聞きたいことも整理された状態で診療することができるようになり、コミュニケーションも取りやすくなっているようです。

先生と患者さんとでは医療知識に大きな格差があるため、元々コミュニケーションをとることが難しい関係にあります。お互いの情報格差を小さくすると、患者さんの医院に対する信頼や満足度も向上することができるはずです。

【文責:西澤 和弘/プロフィールはこちら

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