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報告、連絡、相談

新年度となり新人スタッフが働き始める事業所も多い事と思います。そこで今回は職場において重要なスキルの一つである「報連相」について考えてみます。

報連相は報告により上司も部下も業務の状況を把握することで正確な判断ができるようになります。連絡によりその業務に関わる全ての人に判断材料を提供できます。相談することでアドバイスを受けより良い判断材料を提供してもらえます。こういった報連相の意義を理解してもらうことが重要です。

新人担当であるAさんは新人Bさんにトイレ掃除を依頼しました。しかし1時間たっても戻ってきません。次の仕事の入浴介助を手伝ってもらう予定なのにどうしたのだろうと探しに行くと、Cさんから依頼されたレクレーションの準備をしていました。A:「なんで私にひと言伝えてくれないの。」B:「すみません。」納得のいかない表情でお詫びしました。結局、入浴介助が遅れその後の時間調整に追われることになってしまいました。

ちょっとしたことですが、このようなことが続くとお互いにストレスが溜まってしまいます。報連相がうまく行けばこのようなストレスは感じなくて済みます。

伝えるときのポイント

受け手の立場を考えた伝え方を意識する

Aさんは業務が終わったら報告するのが当たり前と思っていましたが、新人であるBさんは次の仕事の事がわかっていませんでした。そこまで配慮した伝え方をしていればCさんの依頼を受ける前に報告、相談していたでしょう。

最初に結論を具体的な数字で伝える

「30分でトイレ掃除をして終わったら次の仕事があるので私に報告して」と言えばこのようなトラブルはなかったでしょう。さらに、「わからない事があったら相談してね」と伝えれば相談もしやすくなります。また複雑な仕事を依頼する場合は相手の理解度を確認しながら、場合によっては依頼内容を復唱してもらうことも効果的です。

報連相のしやすい雰囲気を意識する

「Cさんからこんな依頼を受けました」に対し「そんなのダメに決まっているでしょう」など威圧的な対応はNGです。                   

【文責:竹内 光彦/プロフィールはこちら

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