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建設業におけるAI活用について

最近は様々な分野、場所において「AI技術を活用して~」ということを目にするこが多いかと思います。未来経営においても「今回はAIを活用して議事録を作成します」とか「領収書をAI使って読み取り仕訳を作成し始めました」といったことが多くなってきました。この流れは恐らく今後も加速してゆくのだと感じています。そこで、建設業においてどのようなAI活用が想定されているのか、またどのようなAI開発が進んでいるかを調べてみました。

AI積算

積算は知識や経験が重要な要素となっており、積算の遅れが案件の遅れにつながりかねません。そこでこの作業の一部をAIに任せると、図面や写真から建材数量を瞬時に拾い出し、作業時間を大幅に短縮することが可能となるようです。個人の能力に頼る時代から精度と速度を兼ね備えたパートナーとして、AIを活用する時代がすぐそこまできていると思います。                                  また、AIを活用することで昨今の人手不足や残業規制にも対応できそうです。経験豊富な人材が少なくなる中でも精度を上げつつ、いかに早く多くの経験を積ませてゆくのかは従業員の教育にとって重要となっています。

AI開発

日本国内でも、大手電機メーカーやスタートアップ企業が、AIによる積算システムの開発に力を注いでいるようです。一部の企業や団体がシステムを無償提供していることもあるため、お試しに使ってみるのも参考になるかと思います。

AIが自動で仕様書の文章や図面を自動解析し、材料や施工条件を的確に抽出した上で人間が確認と補正をする。AIとセンサーを組み合わせて安全な労働環境を提供する。建設業もこういったAIの開発が急速に進むと考えられますので、情報に乗り遅れないよう注視しておく必要があるのではないでしょうか。

【文責:保苅征秀プロフィールはこちら

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