購入かレンタルか 複数ある判断基準の確認
建設業の経営において、建設機械を購入すべきかレンタルすべきかは重要な判断です。しかし実際に判断する場面では「いつも使うから購入」「初期投資を抑えたいからレンタル」といった感覚的な判断で決めていることが多いのではないでしょうか?
実際には、様々な要素を総合的に考える必要があります。主な判断基準は以下の通りです。
コスト面の判断要素
①初期投資額:大型機械の場合、購入には数百万∼数千万円必要、レンタルは初期投資ゼロ
②使用後の売却価格:人気機種は高値で売却可能なため、購入でも総合コストは低くなる
③レンタル料金:日極・月極料金の違い、保障料等
④稼働日数:稼働日数分レンタルした場合と、購入した場合との1日あたりの費用の比較
⑤維持費・メンテナンス費:固定資産税、保険、車検、定期点検、保管場所代等
⑥税務上の取扱い:購入は減価償却となり、定率法や特別償却等により早期の費用計上が
可能な場合もある一方、レンタルは借用期間中一定額が費用となる
⑦補助金の利用:購入の場合、ものづくり補助金等の補助金が支給される可能性がある
業務・運用面
①レンタル在庫:レンタルの場合、在庫切れの可能性があることに注意
②特殊性:汎用機(バックホー、ダンプ)は購入しやすい、特殊機械はレンタルが無難
③技術革新のスピード:ICT建機などの技術革新への対応はレンタルの方が早い
④メンテナンス体制:自社にメンテ要員・設備があるかどうか
⑤保管場所:自社ヤード・倉庫等があるかどうか
レンタルでも対応可能な機械を売却したりすることで、手元の資金繰りがよくなることもあります。今後の閑散期に、一度保有機械の稼働状況を見直してみてはいかがでしょうか?
【文責:寺本彪生/プロフィールはこちら】