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介護と経営

収入を分析する

経営者にとって収入の増減は気になるところです。
そのため、日々の収入、利用者数を管理している経営者も多いことと思います。
今回は事業所が安定経営するうえで最も重要な要素のひとつである収入について会計の視点から考えたいと思います。

まず、収入を分解して考えます。介護事業の場合、収入は利用者単価×延べ利用者数で計算できます。さらに前者の利用者単価は基本報酬+各種加算報酬+自費収入からなります。後者の延べ利用者数は利用者数×平均利用回数で計算できます。さらにさらに利用者数は既存利用者数+新規利用者数-流失利用者数といえます。

このように収入を分解すると多くの要素で成り立っていることが分かります。したがってこれらの要素を分析することにより、何が原因で収入が増えているのか減っているのかが分かります。
たとえば、収入が減っている場合、利用者単価が低くなっているのか延べ利用者数が減っているのか、延べ利用者数が原因だとすると利用者数が減っているのか、平均利用回数が減っているのか、利用者数が減っている場合、新規利用者数が増えないのか、流失利用者数が多いのかを分析します。その結果、流失利用者数が多い場合その原因を探ります。調査の結果、新規にオープンしたデイサービスに利用者が流失していたなど原因が把握できれば、そのデイサービスの特徴を把握し対抗手段を検討する。などという流れになります。

前記の要素を参考に「収入が減っている」で終わらせるのでなく、①レセコンを分析②その原因を数字上で把握③対策を考え④実行するというサイクルを作りましょう。

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